アリスソフトが30周年100タイトルだそうです。
アリスソフトは、平成元（1989）年から美少女ゲームをリリースし続け、いよいよ発売タイトルの総数が100作品を数えようとする老舗のブランド【※】だ。ブランドロゴにも堂々と「it’s eroge maker!!」と記載され、そこからも18禁作品への強いこだわりが窺える。
私の人生に影響を及ぼしたゲームの一つが、アリスソフトのあゆみちゃん物語というエロゲー(闘神都市だったかも)。
ゲームの内容そのものではなく、PC-9801でゲームの画像を吸い出すためにあの手この手のテクニックを学習しました(当時は違法かもしれませんが、時効ですよね)
PC-9801は特定のキー(確かSTOPキー)を押しながらリセットすると、VRAMの内容を保持したままMS-DOSを起動することができました。
そこで、エロシーンまでゲームを進めてからリセットして、VRAMに残ったデータをファイル化(mag形式)に変換するソフトを自作。
これで、ビットマップデータは吸い出せるのですが、PC-9801は別途カラーパレット情報(16パレットに4096色を割り当てる)が無いと、写真のネガみたいたいな、おかしな画像になってしまいます。
最初は、Z's staffなどのお絵かきソフトで自分で着色していたのですが、これが大変。
なので、アリスソフトのゲームで利用している画像のローダー(確か、ALS.exe)を逆アセンブル。
で、常時パレット情報を格納する領域を用意し「HOME キーを押したら、その時点のカラーパレット情報をプリンタに出力する」割り込みルーチンを組み込んで再コンパイル。
パレット情報の取得に成功し、前出のビットマップ画像に着色してました。
最終的に、お目当てのシーンでHOMEボタンを押せばHDDにカラーパレット付き画像を出力する画像ローダーを自作するところまでやってました。
若い頃のエッチぃことに掛ける情熱って莫大。
でも、そうやってアセンブラやスタック、MS-DOSの割り込みの勉強をしたことは、今でも役に立っているような気がします。
アリスソフトがなかったら、今の自分は無かっただろうな。と思います。
もっとも、無ければもっとまともな人生だったかもしれませんが。(笑
ゲームって、逆アセンブルして、改造して再コンパイルするのが当たり前だったfocuslightsでした。
あれから20年。
未だに引っ越しするたびに、「アリスの館」という大型パッケージがすてられずにいます。もうフロッピーディスクなんて読み取りできないんですが。
