focuslightsの満たされない日々

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「リスキリング」って、無礼な印象を受けるのは自分だけ?

最近「リスキリング」が話題です。
とくに、岸田首相がリスキリングで1兆円配ると所信表明してからは補助金業界がとても賑やかです。

でもこの「リスキリング」という言葉。
上から目線で、非常に無礼な印象をうけるのは私だけでしょうか?



リスキリングの定義はいろいろあるでしょうが、経産省の「デジタル時代の人材政策に関する検討会」でのリクルートの資料がこちら

「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必
要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、
必要なスキルを獲得する/させること」

近年では、特にデジタル化と同時に生まれる新しい
職業や、仕事の進め方が大幅に変わるであろう職
業につくためのスキル習得を指すことが増えている

>スキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること
だそうですが・・・

いま持っているスキルだけでは、新しい仕事に対応できないので、「新たにスキルを獲得する」必要があるのであれば、単に「スキルを習得する」や「スキルアップ」という表現でよいはずです。

一方、「」スキリング(再スキル)という言葉には、スキルをゼロから再構築する。という意図があると思います。
これは、個々人が「現在持っているスキル」は、新しい仕事には何の役にも立たない、という言意味合いを含んでいます。

各自が現在持っているスキルをきちんと評価したうえで、役にたたないので、「リスキル」。というのならば理解もできましょう。
が、こちらのことを何も知らないコンサルタントや講師ごときに「リスキリングしてください」と言われてもね。という感じです。

お前の脳みそをリセット・リビルド・リニューワルして出直してこい。と言いたいところです。



医師や弁護士、総理大臣に、新しいITシステムの使い方を覚えてもらうときに、リスキリングっていうのか?と思ったfocuslightsでした。