うちの会社には、「スペシャリスト」なる役職があります。
課長級ポストで、特定領域に秀でた人が、各部署のプロジェクトやワーキングチームにアサインされてリーダーシップを取るというもの。
まぁ、「声の大きな、部下なし課長」ってやつです。
他の会社にもいらっしゃると思いますが、この手のポストは
- バブル時代に人を取りすぎて、管理職ポストが足らなくなったので、スペシャリストとして管理職扱いにする
- 特定の技術に優れているんだけど、人間的に問題があって、部下をつけるのはちょっと無理
の2パターンかなと思います。
どちらも仕事はそこそこできるタイプの人ですが、前者は社内政治に弱く、良いアイデアが合っても実現まで漕ぎ着けないこと。
後者は、メンヘラや部下クラッシャーまでいて、ガチでお付き合いするのは面倒な人が多いです。
で、両者に共通するのは「自分はスペシャリストで、仕事しかない」という使命感。
- 処理しきれない程の仕事を一人で抱え込んで、スケジュールを遅延させるなど周りに迷惑をかけたりする
- 「スペシャリスト」より能力の高い部下がいると、潰しにかかったりする。
スペシャリストといえども、業務範囲全てで世界No1というわけには行きません。
与えられた業務範囲の中には苦手なものがあって、格下のチームメンバーに能力が劣るケースもあります。
で、間違えを指摘されるなどメンツを潰されたりしたら、もう大変。
自分のプライドを守るために・・・意味不明な反論を始めたり、スペシャリト権限で相手をメンバーから外したり、わざと情報を与えなかったり、コンプライアンス部に怪メールを送ったり・・・
周りのメンバーは迷惑極まりありません。
プロジェクトにスペシャリストが関与する場合は、会議等では面と向かって指摘せず、実装フェーズになった時に、適当に修正するのが吉ですね。
だって、スペシャリストは責任を持たず、計画段階をすぎるととたんに発言権がなくなりますので。
女性同士の場外乱闘だけは、避けるように気をつけているfocuslightsでした。