focuslightsの満たされない日々

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レジ袋の有料化とお弁当屋のパワーバランス

自分の働いている会社のビルの1階にお弁当屋さんがあって、たまに利用させてもらっています。
店舗の中に複数のお弁当屋さんが屋台形式で出店しているタイプの弁当屋

利用者からみると、複数の選択肢があって便利。
一方、繁盛しているお店と、そうでないお店が明確で、店員さんがちょっとかわいそう。
握手会で、行列ができているアイドルと誰もファンがいないアイドルのようで、見ていて痛々しい感じです(笑

これが、昨年7月のレジ袋有料化で勢力バランスというか、お弁当の選び方が少し変わってきました。



レジ袋が配布されなくて、変わったことが、

  • ごはんを別容器にしているお店が繁盛している

ということ。

弁当屋さんによっては、おかずとごはんを別々の容器に提供して、ごはんのサイズが選べるようになっています。

おかずとごはんの容器が別々だと、レジ袋がなくなると持ち帰るのが面倒。と思ったのは最初だけ。

レジ袋が提供されず、手で持ち帰るということは、店に備え付けの電子レンジが使えないということ(電子レンジを使うと熱くて手で持てない)。

他店は、コンビニ弁当みたいに、おかずとごはんが一つの容器になっていて、腐敗防止のために、おかずもご飯も冷却されています。

ところが、ごはんが別容器の店は、出店直前に容器にごはんを詰めているらしく、ごはんがホカホカ。(おかずは腐敗防止のために冷やされています)。

おかずなら、冷えた状態で食べられなくもないですが、冷えたごはんは硬くて食べられたものではありません。
結果、ごはん別盛りのお店は大繁盛しています。



ほかに繁盛した店が

  • 冷えたごはんでも食べられなくないメニュー

を出す業者。

具体的に言うと、丼もの屋と、カレー。
どんぶりだと、おかずのタレがごはんにしみるので、ごはんが柔らかくなり、食べられなくもない。
あと、以前なら、カレーを温めると、オフィス中にカレーのにおいが充満するので敬遠されていましたが、冷えたカレーならそれほど匂いも拡散しないので、オフィスでカレーを食べることができるようになりました。(カレーなら、ごはんが硬くてもごまかせますし)
テレワークで出勤者も少ないので、匂いの強いものでもオフィスで食べやすいです。



レジ袋有料化のあおりをモロに受けているのが、中華料理のお弁当屋さんでしょうか。
冷めてべちゃべちゃになった油淋鶏とか、から揚げ弁当とか食べたくないですからね。

レジ袋有料化の影響って、いろいろなところに波及していますよね。

環境省のお役人は、レジ袋有料化で、労働者から暖かいお弁当を奪ったことを、理解しているのだろうかと思うfocuslightsでした。