DIGAのハードディスク換装
少し前に、「メモリー(DRAM)」は信用が置けない。と書きましたが、もう一つ、私が信頼していないPCパーツが「ハードディスク」です。
以前、ハードディスクがクラッシュして、すべてのデータを失ったことがあり、それ以来、だいたい1年に1度、最低でも2年に1度はOSの掃除を兼ねてHDDの交換を行っています。
PCはHDD交換できますが、問題はその他の機器。最近HDDレコーダーのディーガ(DIGA)が高周波音を立てるようになり、寿命が近いことが分かりました。ネットを検索すると、HDDの換装例が報告されていたので、チャレンジしてみた次第。
必要なもの
1. HxD HxD - Freeware Hex Editor and Disk Editor(バリナリーエディタ)
2. SATA⇔USB変換アダプタ(USB外付けHDDなど)
3. ATA-7 対応HDD (回転数が少ない方が良い)
問題が、3.のATA-7対応HDDです。正確には、ATA-7 AVストリーミングコマンドセットと言うらしいのですが、簡単に言うと「多少の書き込みエラーが発生しても、無視するという、HDDレコーダー用の機能です。ハードディスクがATA-7をサポートしているかどうか、わからないことが多いのですが、一般的に、HGSTはOK,WDはred,purpleはOKだがblue不可。と言った感じ。(はじめWD blueを購入してしまい、無駄になりました)
あと、発熱のことを考えると、5400rpm前後の低回転モデルがよさそうとなると・・・
2016年現在、選択肢は、「東芝 DT01ABA***V」のみになります。
3.5インチHDD デジタル家電対応 低消費電力モデル DT01ABA100VBOX |
パッケージにも、ATA-7対応TV録画に最適。とあり、HDDレコーダー換装用に作られたHDDといえます。
容量は、500GBでも十分なのですが、値段がほとんど変わらないので、1TBを購入しました。
換装手順
換装手順は以下の通り
1. 背面3箇所、両側面2箇所のネジを外す
2. フロントパネルを外す
3. HDDマウンターを外す
4. SATA⇔USBコネクタを使って、PCに接続する
5. HxDを使い、00000000-7FFFFFFF (2GB)領域をファイルに書き出す(512MBづつ4回に分ける必要あり)
6. 新しいHDDをPCに接続する
7. HxDを使い、00000000-7FFFFFFF (2GB)領域をHDDに書き込む(512MBづつ4回に分ける必要あり)
8. 500GBを1TBに換装した場合、"51 BA 80 0E "を"A2 04 0E 1D"に書き換える(8箇所)
9. HDDを取り付け、組み立て直す
10.リモコンの「番組表」ボタンを押しながらDIGAを起動し、設定画面からHDDをフォーマットする
です。
HDDを換装しないまでも、5.までの手順で予め先頭2GBのバックアップを作成しておけば、いつHDDが壊れても修理できますね。
最近のDIGAは換装できないようにプロテクトされているそうですが、こうやって修理できれば高くても買うのに。と思ったfocuslightsでした。