疫学ってチートじゃね?
最近「疫学」が流行りです。
疫学とは、は個人ではなく、集団を対象とし、疾病の発生原因や予防などを研究する学問。(Wikipedia)
コンピューターの性能とデータベースの発達に伴い、ビックデータからいろいろな知見を引き出そうとういう学問です。
薬学における疫学とは、「すでに売られている薬の副作用を調べ上げて、警告論文を出す」といったところ。
私のように臨床試験(治験)に関わっている者にしてみれば、
「あと付けでごちゃごちゃデータ解析して、自分勝手な結論を論文化する山師。ディオバン事件で逮捕された人たちとやっていることは同じ」
って言いすぎでしょうか。
先日も、「疫学研究によって得られた最新ニュース」が配信されてきました。
曰く、
FDAが1994年から2017年にラモトリギン(てんかん薬)を投与された症例を解析した結果、HLH(drug-induced hemophagocytic lymphohistiocytosis:薬剤誘発性血球貪食性リンパ組織球症)患者が8名(うち米国2名)が検出され、警告を出したとのこと。
なおFDAは本医薬品を中止するように推奨しているわけではない。
はぁ?
1990年から売られている薬にたいして、2018年になってから警告?それも8名?
さらに「本医薬品を中止するように推奨しているわけではない。」って?じゃあどうしたいわけ?
これって、疫学学者が「ラモトリギンなんかヤバそう」と仮説Research Question)を立てて、調べてみたら8例見つかったから論文書いて、自分の実績にしようってやつじゃないですかね。
この手の論文を量産して、PhD(博士号)狙っているんでしょうね。
臨床試験を担当していると、「計画とは事前に決めるとが重要で、結果を得てから変更すると、バイアスの原因になるため、基本許されない」と叩き込まれます。
そういった人間にからすると・・・
疫学ってチートじゃね。といつも思うfocuslightsでした。
そういえば、東北大の某教授は、「たとえバイアスが混ざり込んだとしても、結論が正しく、その警告により救われる人がいるのであれば、公表するいぎがある」
みたいな発言をされていましたが・・・
結果が正しければ、手段の誤りは正当化されるって、テロリストやゲス市民団体と同じ発想ですよね(笑