グラバーって死の商人だよね
先日JRに乗っていたところ、扉の上に「愛しのNagasaki!」という広告を見つけました。
長崎の観光PRで、「Mr.グラバーが愛した長崎へ。」というキャッチコピー。
突っ込みどころが満載で、思わず写真を撮ってしまいました。
まず、グラバー(トーマス・ブレーク・グラバー)って、グラバー亭で有名で、スコットランド出身の商人ということになっていますが・・・
死の商人(武器商人)で、幕末の日本で暗躍し、坂本龍馬に武器を与えて討幕派の藩を操っていた人物ですよね。
その後は、キリンビールの創設にかかわるなどまともな商売もしていたようですが、県を挙げておすすめできるような人物とは思えません。
グラバーが日本に滞在したのは、1859-1911年(明治44年)。
1870年にはグラバー商会は倒産し、晩年は東京に移住していて、長崎を捨てた人物です。
で、もっと面白かったのが、グラバーと一緒に紹介されている、長崎のB級グルメ軍。
長崎グルメ | 紹介文 |
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長崎ちゃんぽん | 100年以上も地元民に愛されています |
トルコライス | 登場は昭和30年代 |
佐世保バーガー | 1950年頃、駐留していた米海軍から |
かろうじて、長崎ちゃんぽんはグラバーも食べたことがあるかもしれませんが、トルコライスはグラバー死後。
佐世保バーガーって、第二次世界大戦の後だし、長崎市と佐世保市って同じ県というだけで、別カテゴリーですよね。
長崎を観光して回ったことがありますが・・・
・島原雲仙普賢岳(雲仙地獄)
・諫早湾 ギロチンゲート
・グラバー亭、爆心地、稲佐山
・軍艦島(端島)、伊王島
・大村湾
・ハウステンボス
・佐世保、九十九島
・五島列島
・壱岐、対馬
など、本当に観光名所目白押し。
北海道くらいの観光地ポテンシャルがあるのに、いまいちメジャーになれないというか、一体感がないというか・・・
県知事はもっと真面目に仕事をしたほうがいいと思うfocuslightsでした。