スクリーンセーバーキラー/マウスジグラーの自作?(digisparkでプログラミング:準備編)
うちの会社の環境では、「従業員監視ソフト」(Skysea)がPCを監視していて、スクリーンセーバが起動したら、ITに連絡がいくようになっています。
テレワークでスクリーンセーバーが起動したら大変。
ということで、スクリーンセーバ妨害ツール(マウスジグラー)を購入しようと思ったのですが・・・
どうせだったら、自作してしまおうということで、検索したところ「Digispark」がよさそうということで、久しぶりにマイコンプログラミングです。
Digisparkの購入
amazonで購入しました。販売者がKKHMFのPrime品。
購入時の価格は1300円ほど。
昔は2個600円弱で売られていたようですが、半導体不足に加えて、キチガイ黒田の円安誘導で、インフレ進行中です。
amazonのレビューには、品質が悪そうなコメントが書かれていましたが、送られてきたものは特に問題ありませんでした。
開発環境のダウンロード
開発環境の「Arduino IDE」は以下のリンクからダウンロードできます。Software | Arduino
2022/10/22の時点で最新版は2.0.0
緑色に塗られた枠にダウンロードリンクがあります。
自分はインストーラーが嫌いなので、ZIPファイル(Windows
ZIP file)をダウンロード
2022/9/14にメジャーアップデートされた2.0.0が公開されました。
自分は2.0.0を使用しましたが、ネット上に公開されている記事は、1.8.xを利用しているものが多いので、同じものが良ければ、v1.8.19もダウンロード可能です。
「Arduino IDE」の設定
「Arduino IDE」でdigisparkを使用するため、設定が必要です。ダウンロードしたファイルを適当なフォルダに解凍したら、「Arduino IDE.exe」を起動。
初回起動時は、マイコンとの通信用にUSBドライバがいくつかインストールされます。
で、起動したら、メニューから設定。
① File -> Preferences
から、digisparkの設定を追加。
Additional boards managerに「http://digistump.com/package_digistump_index.json」を入力。
あと、「Sketchbook Location:」に読み書き可能なフォルダを設定して「OK」。
② Tools -> Boards -> Boards Manager
画面左にボードの一覧が表示されるので「Digistump AVR Boards」を選択してINSTALL
③ Tools -> Boards -> Digistump AVR Boards -> Digispark (Default – 16.5mhz) を選択
④ 画面上の、Select Boardsの枠をクリック
Digispark(Default - 16.5mhz)と、COM3 Serial Port(どのポートでもよい)を選択して「OK」
動作確認
動作確認で、LEDを点滅させてみます。void setup() {
pinMode(1, OUTPUT);
}void loop() {
digitalWrite(1, HIGH);
delay(50);
digitalWrite(1, LOW);
delay(50);
}
書き込みボタン(左上の右矢印(→))を押す。
画面右下に 「Uploading」と出たら、digisparkをUSBに刺す。
ログがスクロールしたあと、「running: 100% complete>> Micronucleus done. Thank you!」と表示されたら書き込み成功。
LEDが高速で点滅すれば、動作OKです。
注)
Uploading画面が出ない場合は
- 「COM3 Serial Port」の設定(設定パートの③)をしているか確認(digisparkはCOMポートを利用しないはずですが、なぜか適当なポートを設定しないといけない)
- デバイスドライバを確認して、ドライバがインストールできているか確認。不明なデバイスがあった場合「http://digistump.com/wiki/digispark/tutorials/connecting」から、 “DPInst64” を検索してドライバを再インストール。
あと、amazonのレビューで、USB3.0ポートで認識しなかったみたいな書き込みがありました。
自分のdigisparkでは3.0ポートでも書き込みできましたが、差し込み先を変えてみるのも良いかもしれません。
ちょっと長くなったので、今宵はここまでにしようと思うfocuslightsでした。