最近、缶詰の直火調理はやめて。というニュースがありました。
キャンプ人気で缶詰の直火調理が注目を集めているとして、関連企業が危険性を訴えている。
缶のコーティングが溶け出す恐れがあるためで、「加熱は湯煎でお願いします」と要望している。業界団体も「絶対に避けて」と注意喚起する。
缶詰の輸入を手掛ける三幸貿易は2022年10月18日、ツイッターで「キャンプブームで缶詰の直火(オーブン含む)調理を紹介している記事や動画がよくあります」として、次のように呼びかけた。
「缶は金属腐食を防ぐ為、樹脂でコーティングされており、BPA(ビスフェノールA)が多く使われます。BPAは一般的用途での溶出はほとんどありませんが、120度を超える加熱では溶け出します」
BPAを体内に取り込むと健康被害の恐れがあるため、「缶詰の加熱は湯煎でお願いします。火を止めてからお湯に入れても充分温まります」と適切な温め方を推奨した。
缶詰の直火調理が良くない理由はBPA(ビスフェノールA)。
環境ホルモンとして、不妊症や発がん性が問題になっていたやつですよね。
例えば、2015年の研究によると、BPAとホルモンのかく乱には関係性があることが報告されており、具体的には内分泌疾患や不妊症、男性の精子の減少、さらには乳がんや前立腺がんにつながる可能性が示唆されています(Konieczna et al. 2015)。いわゆる環境ホルモンです
(プラスチックの化学物質「BPA」って?避けるための6つの方法 | プラなし生活)
缶詰を見てもBPAを使用しているなんて明記されているわけでもないし、最近あまり話を聞かないので、てっきり解決(使用の回避)されていたのかと思いきや・・・
国内の缶詰には普通に用いられているみたいですね。
(アメリカでは表示が義務付けられているので、海外向け製品では対応しているようです)
それにしても
>BPAは一般的用途での溶出はほとんどありませんが、120度を超える加熱では溶け出します。
ですか。
缶詰って、出荷前に加熱殺菌が義務づけられてますよね?
検索すると、120度で4分間加熱する場合が多いという記事も見かけました。(もっと低温の場合もあるようですが)
ビスフェノールAは大丈夫なの?と心配になりました。
これを機に、環境ホルモンの議論が再燃したりしないかなぁと思ったfocuslights でした。