focuslightsの満たされない日々

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プラネテス批判の報道が不愉快

2022年1月からNHKプラネテスというアニメが再放送されています。
そのアニメに対し、元JAXA職員の方が批判したこと、原作者の方がリプライしたことが報道されています。

www.j-cast.com

宇宙アニメ「プラネテス」に「何処が面白いんだ」 元JAXA専門家が猛批判...原作者「ボクの力不足」
宇宙機エンジニアの野田篤司さんが2022年1月25日、宇宙を舞台としたSFアニメ「プラネテス」に対し「何処が面白いんだ」「実際に宇宙をやっているプロとして迷惑している」などとツイッターで批判した。

同作原作者の漫画家・幸村誠さんはその後ツイッターを更新。野田さんの投稿との関係は明示していないものの「全くもってプラネテスはフィクション」「『面白くない』というご感想については、全くボクの力不足で申し訳ございません」としている。

JAXA職員の 野田さんのtwitterのひとつがこちら

プラネテス
今まで見ていなかったので、義務的に再放送を3話目まで見ているのだが
何処が面白いんだ、このアニメ
軌道力学的な考察が無茶苦茶なのは、まだ許せるが、主人公だあろう新人、もし私のところに配属されたら、速攻で、不適格者としてクビだ
宇宙特にEVAを甘く見すぎている

野田篤司 (@madnoda) January 25, 2022

これに対し、外野からは、SFアニメに何を求めているんだと突っ込みがありましたが・・・
個人的に秀逸だと思ったのが、こちらのコメント

葛籠貫龍雲 C99 1日目 東Q35b
@tsuzuranuki1117
返信先: @tsuzuranuki1117さん
ただ、感情としては自分の専門や職業分野に関する間違いを描かれると不快になる気持ちはわかる。
それでも創作者として言えるのはフィクションは嘘抜きに成立しない。時には読者を想定して素人キャラすら使う。
その上で職業人として言えるのは正しい情報を発信することをするしかないこと。
午前7:51 · 2022年1月26日

感情としては自分の専門や職業分野に関する間違いを描かれると不快になる気持ちはわかる。

そうなんですよね。
自分も、プラネテスデブリを地球に落とす描写なんかは、特に気になりませんが・・・
昔フジテレビで放送していた「フラジャイル」というドラマで、臨床試験(治験)が超適当に扱われていて、ものすごく憤りを感じたのを覚えています。
(いまだに、主演の長瀬智也はムカつきます)

専門家にしかわからないものがあるんでしょうね。



本題はプラネテスの批判の批判ではなく・・・その報道
冒頭のJCASTニュース。

JAXA専門家が猛批判」とタイトルを打っていますが・・・
・何処が面白いんだ、このアニメ
・軌道力学的な考察が無茶苦茶
・主人公だあろう新人、もし私のところに配属されたら、速攻で、不適格者としてクビだ

1点目と3点目は個人の感想。2点目は科学的事実。
その他のツイートも、別に猛批判でも何でもないですよね。

記事全体も、ツイッターの投稿をまとめただけで、当人に取材したような内容は一切無し。
そこに、炎上を誘うようなタイトルをつけて、yahooニュースに配信って・・・

個人のまとめサイトならともかく、株式会社が配信するような記事じゃないですよね(笑



twitterをまとめただけという記事のほかにも、前日放送されたテレビの感想だけとか、これが商業メディアか?と疑うような記事が最近増えているなぁと感じるfocuslightsでした。

まぁ、このエントリーだって、twitterの引用を羅列して個人の感想を垂らしているだけなんですけどね(笑