focuslightsの満たされない日々

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トリチウム水が分離できないって本当?(嘘でしょ?)

福島原発の汚染水の海洋投棄問題が議論されています。
www.sankei.com

東電は多核種除去設備(ALPS)で汚染水を浄化しているが、トリチウムは除去できない。トリチウム放射線のエネルギーが弱く、通常の原発では希釈した上で海に放出している。

議論では、トリチウムは分離できない。なので、海洋投棄。という予定だったようですが、実はトリチウム以外の放射性物質経産省は海洋投棄使用としていたことが事前に報道されて、大荒れの模様。

でも、そもそも・・・・
トリチウム水が除去できないって、本当でしょうか?



化学を研究しているひとなら常識ですが、かなり高純度の「重水素水(D2O)」は実験に必須物質です。
これは、水(H2O)の中にわずかに含まれるD2Oを蒸留法や電解法で濃縮したもの。
通常、D2Oは99%以上です。

政府の議論は「トリチウムは分離できない」が前提ですが、これは、「東電が持っている放射性物質分離装置(ALPS)で分離できない」だけであって、ちゃんと処理すれば、軽水(H2O:普通の水)と放射性物質も分離できるでしょう。

楽をしたいからって、放射性物質は海洋投棄って、廃棄物を山に捨てる産廃業者と同じですよね。

東日本大震災からすでに7年。
未だに、東京のそばで放射性物質が撒き散らされたままなんて信じられません。
外国の方は、安心して、来日できるのでしょうか。

オリンピックなんてやっている暇があるのか。と思うfocuslightsでした。