focuslightsの満たされない日々

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漫画村を生んだのは出版業界だよね

カドカワ社長が公式ブログでネットブロッキングに肯定的な発言をしています。

ch.nicovideo.jp

政府の知財本部では本部員として、今回の緊急対策にいたる重要な会合の多くに出席しており、その当事者のひとりでもあります。
(中略)
普段、政府の行動の遅さ、危機感の無さに文句をいっているであろう我々が、政府の行動が早いことに対して、まず批判から入るのはフェアではないと思います。

もちろん、法治国家として法制化を先行するべきだという意見は、正論です。しかし一方で、増大する海賊サイトの被害と、インターネットの世界の変化の早さにともなう手口の悪質化に対して、これまでの政府の著作権法等の法改正の議論はあまりにも時間がかかりすぎていた、というのも事実です。

まず、目的が正しければ手段の是非を問わない(法改正の後付け)は正当化されるというのはちょっと乱暴
それに、サイトのブロッキング自体は検閲に該当し、憲法に違反すると解釈する向きもあります。

が、そもそも漫画村などの海賊サイトが大盛況なのは・・・
公式の電子書籍著作権保護の名のもとに、非常に使い勝手が悪いこと。
そして、DRMのせいで、いつ、購入した書籍が見られなくなるかわからないという状況が怖いからです。



iTuneが普及するよりも前、楽天の音楽ダウンロード販売「On Gen」を利用していた時期がありました。
2005年8月に開始されたサービスですが、2012/1/31で終了。
しばらくは音楽を聞けたおぼえがありますが、PCを買い換えたらDRM(WMA)で再生不能
購入した音楽はすべてゴミデータになってしまった苦い思い出があります。

書籍では、’amazonは予告なくユーザーの購入したコンテンツを削除する権利を留保’していて、実際にkindle端末の書籍を削除した例があるそうです。
business.nikkeibp.co.jp



そんな状況で
>いまや若い世代は、電子書籍は買うものではなく、漫画村で読むものだという文化まで定着しつつあります。
と言われてもね。という感じです。

漫画は紙で購入して、自炊するのが一番安全だなぁ。と思うfocuslightsでした。