focuslightsの満たされない日々

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731部隊をいまさら非難する人たち

第二次世界大戦中に日本軍が生物兵器の研究をしていたとされています。
満州731部隊。敵国にペストなどの病原菌を蔓延させるため、ノミの感染実験をしたとされています。

当時のことは私には調べようがありませんが、おそらく事実なんでしょう。

が、最近になって、731部隊に関与した研究者を弾劾したり、学位をはく奪せよとの運動が起こっているとのことです。

731部隊の構成全容明らかに 国立公文書館が名簿開示 : 京都新聞

ペストを投与した人体実験の疑いがある論文の検証を要請している「満州731部隊軍医将校の学位授与の検証を京大に求める会」(京都市中京区)が14日、京都大で記者会見し、国立公文書館から関東軍防疫給水部・731部隊「留守名簿」の開示を受けたと発表した。
(中略)

 また同会では、京都大文書館から、戦後に京都府医大学長を務めた故吉村寿人・京大医学部講師ら京大医学部の講師クラスの研究者6人が731部隊派遣を発令された日時や旧陸軍での階級を特定できる文書「学報」(1938年・京大庶務課作成)も発掘した。同会は今月、京大に対し、731部隊所属者に関係する文書の開示請求を行っている。

 14日は同会主催の講演会「研究者が戦争に協力する時 731部隊の生体実験をめぐって」があり、約150人が参加。常石敬一・神奈川大名誉教授が京大出身の731部隊軍医少佐が博士論文として提出したペスト菌特殊実験について講演し、「ペストに感染させたノミが石井部隊の主要な生物兵器だった。人体実験した論文を得難い実験として評価したのは京大に問題がある」と指摘した。

滋賀医科大の西山勝夫名誉教授らが設立した「満州731部隊軍医将校の学位授与の検証を京大に求める会」がその先鋒。

研究者は職業研究として実施したにすぎません。
でも、研究者個人を攻撃するのって間違っていませんか?

それに、生物兵器を禁止したジュネーブ議定書(1925年)は日本は署名済みなものの、批准しておらず拘束力はなし。

今になって、個人の名前や住所などを調べ上げてどうするというのでしょうか。

自分が行った研究が、70年後に糾弾される可能性があるかとおもうとゾッとするfocuslightsでした。



ちなみに、
滋賀医科大の西山勝夫名誉教授ですが・・・
1971年 京都大学 工学部 高分子化学科卒
滋賀医科大学 医学部 医学科教授(工学博士)
とのこと。
古巣を追い出されて、工学博士が医学部で教授って一般的な経歴じゃないですね。
怨恨の線でしょうか?

この方も、「フォークリフトによる腰痛」っていう人体実験をしていますね。
氏名や年齢などの個人情報を取得していて、今の疫学研究指針だと完全にアウトですよね。
被験者の同意取得書の開示請求でもしてみようかと思ったfocuslightsでした。