focuslightsの満たされない日々

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会社の新BCP(Business continuity plan)が笑いが止まらない

会社で新しいBCP(Business continuity plan)が策定されました。
というか、総務が勝手に作っただけですが。

以前までのBCPは、
「首都圏直下型地震、首都圏建物倒壊xx棟、火災発生xx件、死者xx人」
みたいな前提条件があって・・・
なにこれ?自社のBCPじゃなくて東京都を救うつもり?って笑っていました。

さすがに、BCP改訂版からは、首都圏の被害状況は削除されました。
が、新しい、「前提条件シナリオ」が噴飯もの。

  • 震度7地震が発生するが、ビルは耐震性が高く、大きな被害は起きない
  • 電気は継続供給される
  • ネットワークは速度は低下するが、通信は可能
  • 鉄道は停止し、帰宅困難。

この条件で、BCP(事業継続プラン)って、帰宅せずに会社に残って働き続ける。ってことですよね(笑

現実的には・・・
・昭和に建てられたビルが無傷でいられるとは思えません。
・電気は停止して、カードキーは作動しなくなるでしょう。
・小学校みたいなプラスチックタイルの上に細いビスで床を上げて、床下配線をしているのですが・・・
 たとえビルが無傷だったとしても、上げ底の床はボロボロになり、床下の電話・LAN・電源はズタズタ。
 室内電源は供給停止せざるを得ないでしょう。
・関東各所のデータセンターとは通信途絶するでしょう

そもそも、奥行に対して横幅が1/10の位の薄っぺらい板みたいな構造のビル。
揺れの方向によっては、ビル全体が倒れかねません。

震度7の首都直下型地震が来たら、事業継続なんて不可能なんだから、
従業員保護プランにするか、継続可能なレベルの災害シナリオにするかのいずれかと思うのですが。

3.11の壁のヒビがそのままでちょっと心配なfocuslightsでした。