予算無制限の接待って未だに存在するの?
東洋経済ONLINEで気になる記事をみつけました
toyokeizai.net
社外飲み会で「飲み放題」を頼む幹事は最悪だ
(略)
接待・会食といっても、会社の経費で出す場合、ほとんどの職場では予算が決まっているはずだ。予算の範囲内で抑えるなら、定額で収まる「飲み放題」コースを選びたくなるだろう。しかし、それはやめたほうがいい。相手に気兼ねなく好きなものを飲んでもらえなくなるからだ。また、制限時間が来たときに「そろそろ飲み放題終了です」などと言われると、場が白けてしまう。
1 事前に相手の好みを聞いてから店選びをすべし
2 相手の会社や自宅から遠い場所は避けるべし
3 静かな個室で、和室なら掘りごたつを選べ
4 「飲み放題」は避けるべし
5 ビールの「メーカー」には注意を払うべし
6 ネットの口コミ情報だけで探すべからず
7 2次会候補は事前に数件ピックアップしておくべし
8 お土産は迷ったら用意すべし
9 幹事は15分前到着、お迎えはお店の外
10 会計はこっそりするべし
うーん。
接待と言ってもいろいろあるのでしょうが、なんとなく筆者の「接待」って10年前の接待のイメージ。
今は、コンプライアンスが重視されていて、こんな接待なんてまず有りえませんねぇ。
まず、購買案件では、購買の三権分立とやらで、コンペと監査以外で発注前に受注者側と会うことは禁止されています。
業務の完了祝いとかで、「お疲れ様会」を開くことはありますが、受注者と発注者で完全割り勘が原則。
受注者が飲み会費用を負担したりすると、「発注者の優越的地位の濫用」で訴えられかねません。
お土産を貰うことも有りえません。
なので、自社の分は自社の交際費で処理するのですが、「一人あたり5000円(税別)」が必須。
それを超えると、交際費・部長決済だけでは処理しきれず、監査委員会の事前承認が必要になります。
ということで、確実に5000円以内に収められるよう、定額制=飲み放題が基本です。
2次会を用意されるのも迷惑。
コンプライアンスに配慮した1次会とちがって、2次会は自社メンバーだけで好きなだけ飲み食いしたいところ。
自社の若手に準備してもらうのが通常です。
「3 静かな個室で、和室なら掘りごたつを選べ」ですが、「個室」は良いと思いますが、接待に和室はタブー。
特に、中年や営業が参加するような飲み会では、足の臭いメンバーが居る場合があるので、椅子席が基本です。
1~10の項目の中で唯一同意できるのが
5 ビールの「メーカー」には注意を払うべし
ですが・・・ビールメーカーの直系会社とかならわかりやすいのですが、他社ではわかりにくい(かつ他社には言えない)NGメーカーとかあって、難しいんですよね。
(ちなみに、うちはサントリーがNGメーカーですが、他社からはわからないでしょうね)
遠い昔は、国家公務員がノーパンシャブシャブで接待を受けていた時代もあったようですが・・・
こんな窮屈な日本にだれがしたんでしょうね。
一度くらい、いわゆる便宜を図る。みたいな接待をしてもらいたいなぁ。と思うfocuslightsでした。