focuslightsの満たされない日々

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モノレールの始発駅

常々疑問に感じていたのですが・・・
モノレールの始発駅での折り返しって、どういう仕組みになっているだろう?と思っていました。

例えば、図のように島式ホームで、ホームの両サイドに車両が停まっている状況で・・・
左側通行だとすると、右側の車両は発車する時に左側のレールに移動しなければなりません。
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 通常の列車なら、ポイント切り替えで隣の線路に移ることができます。
 でもポイント切り替えには、必ずレールに隙間があって、片方の車輪が隙間を移動している間、も一方の車輪は、レールに乗っているのが前提(だとおもっています)

 じゃあ、隙間のあるポイント切り替えが利用できない「モノレール」はどうやって線路を移動しているの?とずっと疑問でした。

 で、先日沖縄に行った時、那覇空港からのモノレール(ゆいレール)で先頭車両に乗った時、人生の疑問が一つ解決しました。

モノレールが線路を切りかる方法法は・・・

線路そのものがグイッと移動して、一本につなぎ直してしまうという強引な方法でした。f:id:focuslights:20170329233344j:plainf:id:focuslights:20170329233349j:plain

写真上が切り替える前のモノレール。で、モノレールのS字部分が移動して、左右を入れ替えるというもの。

なるほど!と思いましたが、可動部分が多くてメンテナンスが大変そうだなぁ。と思った次第。



 で、先日欧州に旅行に行った時モノレールに乗ったのですが・・・
 始発駅の折り返し方法に別の方式があることを知りました。

それは・・・
終点で乗客をおろした後、モノレールはそのまま駅を通り過ぎて、駅の外で、ぐるっと一周してUターンするという方法。
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 先の折り返し方式だと、車両の前後に運転席を用意する必要がありますが、Uターン方式なら先頭車両は常に同じなので、片側だけに運転席を作ればOK。
 さらに、ポイント切り替えのような可動部が無いので、メンテナンスも楽そうです。

もっとも、駅を回り込むようにUターンしようと思ったら、その分土地面積が必要ですし、回転半径の小さな小型車両しか運用できませんが。



世の中には、頭のいい人がたくさんいるなぁ。と関心したfocuslightsでした。