インフルエンザ薬の比較
インフルエンザにかかった話を書きましたが、ここで、インフルエンザ薬の比較をしてみたいと思います。
タミフル | 経口 | 1日2回/5日間 | A型B型 |
リレンザ | 吸入 | 1日2回/5日間 | A型B型 |
イナビル | 吸入 | 1回 | A型B型 |
ラピアクタ | 点滴 | 1回15分以上 | A型B型 |
シンメトレル | 経口 | A型のみ。 |
シンメトレルはパーキンソン病のお薬で、インフルエンザはA型のみの適応で今ではあまり利用されていません。
その他の薬剤は、AB型両方に効果があるとされていますが、一般的に、B型のほうが効果が落ちるようです。
この中で、使い勝手の良さそうなのは経口剤の「タミフル」だろうと思っていました。咳をして喉が荒れている時に、経口剤を吸入するのは辛そうだなぁ。というのがその理由です。
が、実際にイナビルを吸入してみたところ、粒子系が非常に小さく(小麦粉よりも遥かに細かい感じ)で、喉に引っかかるような感じはありませんでした。それに、一度の吸入で済むのは大きなメリット。
私の受診したクリニックでは、診察室まで門前薬局の薬剤師さんがやってきて、その場で服薬(吸薬)指導をしてくれました。(医薬分離といういみでは、いかがなものと思いますが)
ということで、患者目線ではイナビルがとても使いやすかったという話でした。
薬が全身に回る経口や点滴より、局所薬のほうが安全そうに感じますね
吸入したあと、やや変な味が口の中に広がったので・・・
コーラ(飲み物)も一緒に処方して欲しなぁと思ったfocuslightsでした。
ステマ撲滅宣言:本ブログの筆者は医薬品開発業務に従事していますが、イナビルの販売元である第一三共株式会社様の社員でも株主でもありません