昨年末、化学及血清療法研究所(化血研)が申請と異なる方法で血液製剤を作り続けた上、書類の偽造を行っていたことが明るみになりました。
で、生え抜きの理事が全員退任し、新理事長が就任したとのニュースがありました。
新しい理事長のもと、化血研は解体され、アステラス製薬に吸収されることが決まっています。
不祥事を起こしてしまった企業の末路は悲しいものです。
で、時を同じくして、別の製薬会社でも不祥事がニュースになっていました。
千歳市にある製薬会社が、遺伝子を組み換えた酵母菌を下水に流していたことがわかりました。
厚生労働省は、自然界への影響はないものの、速やかに報告しなかったとして行政指導を行いました。
行政指導を受けたのは、「田辺三菱製薬」の子会社で、千歳市の製薬会社、「バイファ」です。
遺伝子組み換え酵母を漏洩させておきながら、しばらく隠蔽したとのこと。
田辺三菱では、2012年にも、同じ事業所の同じ製品(ベネシス)で出荷判定後に検定合格証紙貼付済みの製品の包装箱を一度開封し、ラベルの再利用を実施するというGMP違反を行ったり、16件のデータ改ざんを行う等の不正を行っています。
別の製品(バズクロス等4製品)では無試験で出荷するなど、捏造・不正体質の抜けない会社です。
こんな会社こそ解体して、まともな会社に吸収合併されるべきじゃないかと思います。
同じ製薬企業に務めるものとして、恥ずかしさと怒りを覚えるfocuslightsでした。