focuslightsの満たされない日々

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恐ろしき遺伝子技術(CRISPR遺伝子ドライブ)

先日TEDを見ていたら、恐るべき遺伝子技術が紹介されていました。

1つの生物種全体を永久に変えてしまう遺伝子編集技術 | Jennifer Kahn
www.ted.com

CRISPR(CRISPR-Cas9)とは2013年に報告された新しい遺伝子改変技術で、任意のDNAを修正できるというものです。

これだけでもすごい(恐ろしい)ことなのですが、「CRISPR遺伝子ドライブ」技術は遺伝子改変により自分自身に「CRISPR]を作らせるというものです。

これでどうなるかというと・・・

通常遺伝子を改変しても、改変動物の子(F1世代)は雄・雌から1対づつ遺伝子を受け継ぐため、改変動物と未改変動物が混ざる事になります。
確率論的に、遺伝子改変生物を未変化生物と掛けあわせても、初期の比率が維持されます。
が、「CRISPR遺伝子ドライブ」を使うと、未改変だった遺伝子も改変遺伝子と出会った瞬間に遺伝子が組み替えられ、改変遺伝子に変更させられ、生まれてくる子は100%遺伝子改変体になります。
更に、「CRISPR]作成遺伝子は孫(F2)世代移行も自動改変が行われ、移行すべての世代で100%改変生物が誕生します。
結果、その種はいずれすべて100%遺伝子改変体になるという仕組みです。
(私の文章では伝わりにくいので、TEDを見たほうが早いかもしれません)



科学者はこの技術の重大性を理解し、慎重な姿勢をとっているように思います。
が、軍隊は敵国を攻撃するのに手段は選ばないでしょう。

まずは、改変した種子を投入して、敵国の穀物を枯らし、食料不足を起こさせるでしょう。

次に、遺伝子改変した人間を敵国に送り込み、難病を誘発したり、知能を下げたりするのでしょう。


この技術。マジで人類が滅亡しかねない技術です。

少なくとも、自分の体内にはCRISPRが組み込まれていることはないと思いますが、自分の孫の世代では、結婚前に配偶者にCRISPR検査をするのが当たり前になる時代が来るかもしれません。

そんな心配をする前に、彼女がほしいなぁと思うfocuslightsでした。