2016年1月26日放送の鉄腕ダッシュに「菱刈鉱山」が放送されていました。鹿児島にある鉱山で、現在日本で最も金を算出している金山とのこと。
番組では、100kgの鉱石から0。15gの金を取り出していました。
採掘してから、山梨県身延町にある「湯之奥金山博物館」で昔ながらの方法(武田信玄の時代)で精錬していました
大まかな手順は・・・
- 金鉱石を焼いてから水で冷やし脆くする
- ハンマーで砕く
- 石臼で粉にする
- 「ゆり板」を使って水でゆすり、軽い不純物を取り除く
- 鉛と共に炉で熱して、金を鉛に溶解させる(1100℃)
- 灰の上で再度加熱して、鉛だけを溶かす(330℃以上)
って、なんだか効率が悪いですね。
こちらのページに菱刈鉱山での精錬方法が紹介されていました。
おおまかに言うと
- 一旦銅を抽出し
- 銅を精製した残り(スライム)を回収
- 塩素処理で金と銀を分離し、溶媒抽出法で金を抽出
だそうです。
うーん。工業的に完成したプロセスなのでしょうが、それでも大変そうですね。
現代の技術なら、イオン化して質量分離とかで精製できないのかしらと思ったfocuslighttsでした。